KYOEI VINTAGE CLOTHING, INC 副社長 伊沢元則さん
10数年の時を経て、以前は毎月の様に通った髪結い床へ。
その人物こそ、古着産出国の中でもその総本山アメリカに籍を置かれ、
私も生きるこの世界で共闘そして目覚しい活躍をされる伊沢元則さん。
ヴィンテージウエアはもとより、新品インポートアイテムまで幅広く網羅し、
さいたま市と千葉市の2都市に店舗を構えられる老舗であり名店でもある
WHITE HEAD EAGLE。
氏は共栄繊維株式会社よりアメリカ出向社員としての命を受け、
同時にホワイトヘッドイーグルの主任バイヤーとして長年にわたり
現地に居住をされ、全ての業務を取りまとめる辣腕の持ち主です。
アメリカへ赴任をされて、本年で既に15年目を迎える伊沢さん。
定期的に日本へと戻ってこられるとはいえ、お会い出来る大半は毎回、
決まって私が渡米した際です。
貴重な時間を割いて頂き、2年ぶりに日本での再会となりました。
そして此度は伊沢さん自身、実に16年ぶりとなるバーバーショップエイトへ。
油質を問わず、鬢付け油で髪を結うリーゼントスタイルを身上とした者に、
何よりここ原宿においては最後の砦であり老舗中の老舗となる理容室です。
かく言うこの私もお世話になっております。
私の事はさておき、16年というこれ程までの年月が経過していたにも、
氏が訪れると店主であるマスターは一言。
「 久しぶりだね。」、こう言われたそうです。
ちゃんと彼を覚えていらした。
その道のプロとして当然の事かも知れませんが、伊沢さんとて奥様と
晴れてご結婚される式の当日も、同理容室で髪を結う位に通いつめた
常連の方だったのですから。
散髪中に、これまでの自身が辿った経緯を話されながらも、
一連の流れで瞬く間に時は進みます。
終盤に差し掛かり、鬢付け油での整髪も終えればいよいよ最終段階へ。
頭にネットを被せ、仕上げとなるスプレーの出番です。
昔と何一つ変わらぬ流儀で全ての工程を終え、久々に訪れたエイトを後に、
当店へと戻ってこられたばかりの氏を撮影させて頂いた次第です。
このところ、襟足の長い姿にてお会いしておりましたので、やはり新鮮です。
勿論決まっていましたよ。
店主として迎える側に客人として迎えられる側と、お互いに年齢を重ねられ
また各々に様々な歩みをされながら幾多の歳月が過ぎ、やがて再び
向き合う事になる。
戻られた早々から、これこそ散髪帰りの証でもあるエイト特有の香りが
店内に漂う中、お二人が共に一つの道を貫いているからこその巡り会わせ
ではないか。
と、何とも支離滅裂な表現となってしまいましたが、私はとても素敵なご縁に
感じたのです。
伊沢さん、此度はお忙しいさ中、本当にありがとうございました。
次はアメリカでの再会です。
また日本へと帰国をされた際、何時しか必ずマスターの営む髪結い床を、
彼は訪れる事でしょう。
WHITE HEAD EAGLE
http://charlieinla.blogspot.jp/
Friday, June 22, 2012
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